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日本人がフランス人相手に商売する時の心構え3箇条【後編】

long way to go

みなさまボンジュール!1年分のネタを書き綴り中のドリーです。今日は前回の続き★

何かにつけてのんびりなおフランスですが、更にバカンスとなると、行政も会社も学校も機能停止するので、思ったように事が進まない!とイラっとした思い出のあるふらんぽねーずは私だけではないはず。そんなフランス人相手に商売する時の心構え3箇条目は、ズバリこれ↓↓↓

3. 日本だったら1日で出来ることが、フランスでは1ヶ月(以上)かかることを覚悟しておく。

前編⑴で、先方に初めてコンタクトを取ったのは5月下旬だったんですが、日本側が購入希望の在庫をことごとくおさえることが出来ず、なんだかんだ時だけが過ぎて7月に入った頃、オーナー夫婦が3週間のバカンスに入ってしまった!

代理でオーナー娘が担当になってくれたのはいいのですが、仕入れ値等の話になると結局「父に聞かないとわかんない」ってなるんですよ。ってことで、また1ヶ月くらい待つ羽目に。ただでさえメールでは話が出来ない相手なので、足繁く通って粘っていたのですが、夏休み入られちゃうとどうにもこうにも動けず、もどかしい時期を過ごしました。

行政手続き等で半年以上待つ(→代表的なフランスあるある)事は1000歩譲って理解できても、自社の利益に関わることでもフランス人は本当に急がないんですよね〜。特にフランスで出店等の企画をされた方のお話を聞くと、半年の予定が3年かかったとか耳にして、あり得ない!とか言ってましたが、今なら十分あり得るなって思えるようになりました。

仕事よりもバカンス命っていう文化が色濃いので、これからフランスでご商売や企画等をお考えの方は、長〜〜〜い目で見た計画をされることを心からお勧めします。また、「そんなことないよ!仕事早い業者もいたよ。」って方いらしたら是非コメント下さい。内容一部訂正します。(笑)

最後に – C’est long, c’est sûr とは

私の買付業がその後どうなったかと言いますと、卸売価格で交渉が難航&私の職業訓練が始まって多忙になったため、この案件は取引成立前に降りることになります。約4ヶ月間、先方の顔色を見ながら拙いフランス語で試行錯誤したのですが、結局努力が実を結ぶことはありませんでした。自分の力不足を思い知った苦い思い出でもあります。

やきもきしながら先方の出方をうかがって待っていた時期、フランス人の友達数人に相談をしたところ、内2人から全く同じ言葉を聞く機会がありました。”C’est long, c’est sûr.” という言い回し(ってか、言い訳?)なんですが、要は大きな取引には時間をかけるというフランス独特の商いの考えを表しているのだそうです。

今回の私のケースで言うと、①家族経営の中小企業と、②高額な宝飾品の取引、という2つの要素が重なって、相手も慎重になったのでは?といったフランス人なりの解釈。この言葉を知った時は少し慰めにもなりましたが、、、真相は謎のままです。

まぁこんな感じで、のらりくらり躱された感も否めないフランスでの初仕事でしたが、ドリー自身にとってはこの時の経験が、後の職業訓練校で活かせる場面に出くわすことになります。とは言うものの、比べ物にならないくらいキツいプログラムもあり、もっと苦労することになるんですけどね(苦笑)。更なる試練については次回の記事にてお届けします。ご期待下さい♡

では à bientôt〜

↓↓↓ドリーのインスタ。 近所の消防署にて(笑)  Abonne-toi♥︎↓↓↓

投稿者プロフィール

ドリ
ドリ
東京で出会った仏人夫との超スピード婚で渡仏したアラフォー。コロナ禍に紛れて第一子を出産。育児に奮闘しながらキャリア開拓を模索してます。
▶︎地球とお財布に優しい着回し術をIGで発信中 @mmedolly
▶︎フランス生活のリアルをツイッタで呟き中 @mmedolly

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