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ブラジル人に教えてもらう、フランスの職業訓練攻略法 ー エリザベスの場合【前編】

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みなさまボンジュール!先週37歳の誕生日を迎えました〜。本年度もこの国で泥臭く奮闘していく所存であります。(笑)  応援お願いします! (°▽°)

さてさて、3回に渡ってドリーの職業訓練体験 de フランスをお送りしてきましたが、今日は少し視点を変えたスピンオフスタイルでお届けします。

今回の主人公はクラスメイトの1人だった、エリザベス。ブラジルはサントス出身の24歳(当時)。ドリとは一回りも年の離れた可憐な彼女に、私はプログラム期間中から今も尚、インスパイアされ続けることになります。

エリザベス↓

エリザベスがフランスでやりたい仕事

彼女はブラジルで建築科(5年)を修了し、遠距離恋愛をしていたフランス人の彼氏と結婚するために渡仏してきました。けれども、大変しんどい思いをして取得したせっかくの学位も、フランスでは無効・・・。フランス公認の建築学位を取るには、少なくとも3年改めてフランスの建築科を履修しなければならない現実に直面します。

そんなエリザベスが、フランスでも出来る仕事を見つけるために参加した職業訓練。まずは大学で習得したデザインの知識を生かして、グラフィックデザインができるスタージュ先を探し始めます。

奇しくも、ドリーのスタージュ志望先であったWeb Marketing企業では、グラフィックデザインの部署を設けているところが多かったので、一緒に探したり情報交換しながら互いに切磋琢磨し合って毎日を送るようになります。

しかしながら、私のDémarche体験でも書きましたが、やはり一筋縄で行かないのがWeb業界。彼女も明るい返事がもらえず、徐々にスタージュが取りやすい販売員等にも選択肢を広げて行くように。第一志望の職種からなかなか方向転換できなかった頑固者ドリーとは違い、彼女はとっても柔軟に適応していたのをよく覚えています。(若さかっ?)

1回断られたくらいでは諦めないのが基本

彼女にはレンヌ市内でお気に入りの高級インテリアショップがありました。そこで働いてみたいということで、Démarcheの際私と2人で来店し、インターンとして引き受けてもらえないかオーナーに直談判します。

しかし何度か粘るも、「うちはスタージュ取ってないから」の一点張りで断られます。オーナーは彼女がブラジル人だと知ると、近所でインテリアデザインを手がけているブラジル人の事務所へ行ってみては?と提案します。

言われた住所に行くも噂のデザイナーは不在。フラれついでと言ってはなんですが、ノリでお向かいにあった大衆インテリア雑貨店に入り、半ばダメ元でスタージュをお願いした所、意外にも二つ返事でOKをもらいます。ただし、本来であれば最低でも3週間の期間が、お店のスケジュールの都合で「2週間のみなら大丈夫」と言われることに。

私ならそこで心機一転、他のお店を当たろうかと考える所、エリザベスはもう1度第一志望だった前述のお店に戻って事情を説明、残りの1週間だけでも受けてもらえないか打診します。十数分前には聞く耳も持たなかったオーナーですが、彼女の熱意に負けたのか「じゃぁ1週間だけなら」と手のひらを返し、なんとその場で即スタージュ契約書にサイン!

「最初は断られても、2回目でOKが出ることもある」とは、意外と押しに弱い(ってか、いい加減な?)#フランス人あるある の1つですが、実際に身をもって証明してみせたエリザベス。この、己の力で欲しい物を掴みにいく堂々たる姿勢に、ドリもだいぶ鼓舞されて少し強くなれた気がしました。(→ 気だけね。)

エリザベスのブラジル流武勇伝は後編に続きます。お楽しみに!

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投稿者プロフィール

ドリ
ドリ
東京で出会った仏人夫との超スピード婚で渡仏したアラフォー。コロナ禍に紛れて第一子を出産。育児に奮闘しながらキャリア開拓を模索してます。
▶︎地球とお財布に優しい着回し術をIGで発信中 @mmedolly
▶︎フランス生活のリアルをツイッタで呟き中 @mmedolly

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